レジェンド・宮田常雄さんを囲んで「希望に満ちた農業」を考える 野菜情報VOL.585令和3年11/22~11/28

 

11月3日(水)、群馬の生産者・宮田常雄さんを囲んでのお話会が生産者8名、消費者6名が集まり開かれました。今週はそのご報告をいたします。まずは出席された消費者の方から当日の感想を宅配の注文書に添えていただきましたので掲載させていただきます。

「先日は、宮田さんのお話会、ありがとうございました。私たちは生産者ではありませんが、とても興味深いお話ばかりで、とても充実した時間になりました。宮田さんの、自然や命に真摯に向き合われた姿勢が、言葉の端々に感じられ、その姿勢こそ、私たちが大切にしていかないといけないことだと思いました。また、そんな生産者の方々の野菜をいつでも買えるげんきの市場さんが、ご近所にあることを心から有難く思います。今週も宅配、よろしくお願いします。」

宮田さんは慣行栽培(定期的な農薬散布で病気や害虫を予防しながら、化学肥料で収量をあげる栽培)には決して負けない生産性の確立と健康を実現できる抗酸化レベルの高い作物の生産という2つの目標を掲げて、長年の努力の積み重ねる中で「発酵土壌(微生物が豊富で活躍する発酵状態)」という状態に畑を育てましたが、それでも慣行栽培の8割程度の生産性でした。それが、畑の中の雑草を取り入れ「発酵合成型土壌」へとさらに進化することによりついにその夢が実現できるところまでたどりつきました。

「合成型」とは、例えれば大豆の根粒菌という微生物が、大気中の窒素をアンモニアに変換し大豆に供給する働きをしますが、そうした微生物の働きの事だそうです。つまり、発酵土壌の中で有用な微生物が数多く増殖することにより、ビタミンやミネラルなど多種多様に作物に取り込む環境が整うように成熟された土壌だとの事です。この「発酵合成型土壌」という表現は宮田さんのオリジナルの言葉であり、私の力量ではすべてを説明することはできませんが、宮田さんが一行三昧の如く「農業」にとことん向き合い続けた中で、手にした「希望に満ちた農業」への入り口です。

今から50年以上前、宮田さんは食べることで病気を治す「食養学」と出会い、やがて「医療」と「農業」と「環境」の3つは「いのちの根源」でつながっていると考えるようになりました。そうした思いの中で語られた農業のお話や「コロナのほんとうの意味」、「化学肥料の人体への危険性」など全てが珠玉の2時間でした。そして、語られた沢山の言葉が私達のこころに届きました。最後にその中の一つをお伝えいたします。「自然の原理からすると全ては段々と良くなって行かないとおかしいんだよ。今、人類は進化の真逆になっている。」

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