2024年1月1日16時10分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。そして、1月6日現在、126人の人が亡くなり、安否不明の方は211人となっています。離れていた家族が集まり1年で最も晴れやかな日の「祝いの膳」の時を前にして、この大震災に見舞われた皆様のお気持ちを考えると心が締め付けられます。そして、今尚、地震の揺れが収まらない中で、被災された皆様が水や食料や生活物資等のライフラインが途絶えている現状を目の当たりにすると、どのような言葉をおかけすればいいのかわかりません。ぜひ地震が収まり、一刻も早く被災された皆様に平穏な日常が戻る事を願わずにはいられません。そして、被災された皆様にお見舞い申し上げます共に、亡くなられた方々には心からご冥府をお祈り致します。
「げんきの市場」をスタートしたのが平成9年、今から27年前の事です。当初は木造にあばら家での宅配のみの営業でした。取扱品目は低温殺菌牛乳の定期宅配とこだわりのお米の配達だけで、その後、野菜ボックスや季節の果物等、オーガニック商品を一つづつ増やしていき、5年後の平成14年に現在の場所で店舗を構えることができ、地場のオーガニック生産者の方の野菜の直売が始まりました。そうした中で、農薬や化学肥料などの化学薬剤に頼らない農産物の取り扱いゆえ、常に様々なクレームをいただいてまいりました。自然界の恵みは決して人間にとって口当たりの良いことばかりではありません。それでも尚、その事実を正面から受け止めて、乗り越える時に私たちがいただく本当の喜びがあります。そうした思いで、生産者と消費者とのつなぎ手として、お客様の負担をできる限り減らすことが出来ればとげんきの市場では「満足の保証サービス」を実施しております。写真で掲載しておりますので、是非、ご確認ください。
「令和6年能登半島地震」で始まった2024年は、羽田空港衝突事故、北九州小倉の大規模火災と続き、波乱の幕開けとなりました。「裏を見せ表を見せて散る落ち葉」は良寛和尚の辞世の句ですが、私たちもそのような思いで、今後も隠す所なく皆様に生命の糧となる食べ物を届けてまいりたいと願っております。何卒、変わらぬご指導ご鞭撻の程、心よりお願い申し上げます。遅くなりましたが、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。そして皆様のご多幸を祈念致します。
