「食べたものが私になる」という大原則から導かれる健康法 野菜情報VOL.611 令和4年6/5~6/11

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 近年になりついに「腸管造血論」が新たに立証されました。今まで「赤血球や白血球、血小板といった血液は、骨髄にある造血幹細胞からのみつくり出されている」という「骨髄造血論」が医学界の定説でした。それが 2018年11月29日、米コロンビア大学のメーガン・サイクル教授の研究チームが「腸にも造血幹細胞が存在し、血球が腸でも生成されている」という研究結果を幹細胞の学術専門誌「セル・ステムセル」に発表しました。

 今から60年前、当時32歳の東京医科大学生理学部助教授の森下敬一博士が「血液は腸でつくられるという『腸管造血説』」という新たな学説を発表しました。当時、一大センセーショナルを起こし、新聞にも何度か取り上げられもしましたが、いつしか隠蔽され世間から消えていきました。この学説は今までの医学常識を根底から打ち破るもので、これを認めれば医学界の既存の権威が大きく揺らぎかねないものでした。それによって利権を失う方たちが医療業界に多く存在していたのです。そして森下博士は自ら「自然医学会」を立ち上げて「お茶の水クリニック」を開業し、当時、不治の病であった「ガン」などの生活習慣病の方々の病気の改善に努めながら自らの学説の正当性を立証し続けて来られ

 「(食べたもの)が(血)になり(体細胞)になる」これは、「自然医学会」の食事で病気を治す「大原則」です。この仕組みが腸管の中で繰り広げられているという事が、今回の「腸管造血説」の新たな立証により裏付けられました。そして、それは森下博士の基で修行されてきた佐藤成志先生のご指導のもと、14年にわたり「げんきの市場」が学んできた「食事による健康法」が化学的に理にかなっているものであるということが実証されたのです。

5月18日、佐藤成志先生のご遺志を継ぎ「げんきの市場」の健康講座を復活していただいた佐藤秀彦先生により、「全身の病 ガンを東洋医学から読み解く」が開催されました。今回のテーマの「ガン」はまさしく「(ガンになる食べもの)を食べて(ガンになる血)になり(ガンとう細胞)」をつくったのです。全身を巡る血の汚れが現われた場所が「ガン」であり、それゆえに「ガン」は転移をし、再発もするのです。現在でも日本での死因順位一位の疾病ですが、文字通り「不治の病」であった時代から、患者の方々と正面から取り組まれてきた佐藤先生の「食事による健康法」の素晴らしさを再認識いたしました。

 本当に健康に良いものは老若男女を問わずにどんな病気でも改善する力があります」と話されている佐藤秀彦先生の講座が次回、6月29日に開催されます。裏面にそのご案内とそれ以降の予定を掲載しますので、ぜひご確認ください。健康ブームが言われて久しく、それぞれの方々がそれぞれの方法で健康を気遣われている事でしょう。出来ましたら、ぜひこの機会に、西洋医学で見放され、治療が困難だと諦められた方々が「健康」を取り戻すのに有効であったその実践方法に興味を持ち、1人でも多くの方が参加して頂ければと願います。

 

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