急に蒸し暑くなりました。子育てしながら広い畑をやっている友達が言うには、「野菜も死にそうな暑さ」。
枯れるのではなく、死ぬ。植物は動かなくても命ある存在だということを、その言葉で改めて思い出しました。数多くの野菜を育て、種をつないできた彼女ならではの実感です。
盆踊りは、あの世へ行った命をお盆に迎えるために踊るもの。私はこれまで盆踊りとあまり縁がありませんでしたが、昨年夏に鎌倉の盆踊り部を追ったドキュメンタリー映画『発酵する民』を観て、その世界に深く魅了されました。
お酒や味噌、パン作りで、菌たちがぶくぶくと発酵して美味しくなるように、盆踊りの場でも、人びとが自由に混ざり合い、光のエネルギーが渦まくような輪が生まれていく。
映画では「鎌倉イマジン盆踊り部」が、盆唄の歌唱や演奏、作曲、髪結い、着付け、祭の主催やデザイン、アクセサリー作り、田んぼ、塩炊き、月見まで、世代も性別も国籍も越えて、自分たちが望む世界を楽しみながら創り出していく様子が描かれます。
盆踊りの良さは、初心者もベテランも、老いも若きも、男も女も、みんな一緒に輪になれるところ。シンプルな動作の繰り返しが多いので、初めての曲でも踊っているうちに自然と覚えていきます。輪の中では誰もが等しく、上も下もありません。
初めて会った人同士も、踊っているうちに一体となり、気づけば盛り上がっていく。
浮き世を忘れて輪になって踊れば、満ちるような心地よさがあります。
越谷でも、この夏は多くの自治会で盆踊り会が開かれます。地区センターだよりを開いて、お近くの盆踊り会に足を運んでみてはいかがでしょうか。チョイと輪に入って、心が満ち満ちる感じを味わってください。
*市民農園ではいちごがまだ実っています。草が生い茂ることで、日差しや鳥から守ってくれているようです。いちご好きの子どもが嬉しそうに食べています。
