「唯一『人工交配』していない『幻のお米』山崎農園の『JAS有機朝日米』が       『げんきの市場』に登場!」野菜情報VOL.597 令和4年2/27~3/5

 今週は今月から新たに取り扱いを始める山崎農園さんの「JAS有機朝日米」をご紹介いたします。現在、山崎農園さんは岡山県倉敷市で17.4ha(17町5反歩)の農地全て無農薬無化学肥料でお米を栽培している稲作農家です。30年前から一部で無農薬栽培はされていましたが、現在の農園主の山崎正人さんが農家を継いだ時に、継ぐ条件の一つとして全てのお米をJAS有機栽培に切り替えました。

 「スタートは『自分の子供たちに安心で安全なお米を食べさせたい』という思いからでした。有機無農薬栽培は非常に手間がかかり、正直面倒です。普通の農家は選びません。ただ、私は昔から変わり者と言われてきました。やるならとことんなんですよ」そして、日本稲作研究所やBROF理論などあらゆる農法の知識を蓄え、自家製籾殻堆肥や緑肥をつくり、そしてEM菌、光合成細菌、乳酸菌などの農業資材を利用しながら自然環境に適した有機栽培を確立されています。

 山崎さんが農業を継がれる時、もう一つの条件としてこだわったのが「朝日米」を育てることでした。かつて「朝日米と言えば岡山」といわれるほど岡山県を代表するお米でした。その歴史は古く、明治時代までさかのぼることが出来、全国に知れ渡った良食味米でした。それゆえ、今でも政府の米の取引基準価格ではコシヒカリと朝日米のみが最上位の1類に選ばれています。実際に食べてみるとふっくらとした適度な粘りとコシがあり、噛んでいると深い味わいと甘みが口に広がります。特に、おにぎりにして冷めた時は絶品でした。しかしながら、倒れやすいなどの栽培の難しさがあり、効率化と機械化を最優先する中で生産者が激減し、今では岡山県でもわずかに作られているだけで、いつしか市場では「幻のお米」と呼ばれるようになりました。

 このように「岡山県の代表的な良食味米だった」だけではなく、山崎農園さんが「朝日米」にこだわる理由には、お米の品種として認可をうけている唯一の「在来品種」だということがあります。現在、市場流通しているお米の殆どが人工交配によりつくられていますが、唯一「朝日米」は自然の中で生まれました。伊勢神宮の田植えなどの一連の稲作に関わる神事の中に「抜き穂祭」というものがあります。来年はもっと多くとれるように、祭典で神々に捧げるための稲穂を収穫前に選び抜きとるという神事ですが、それと同じようにそれぞれの農家が病気の出にくい穂を選び抜くなどといった「抜き穂」の作業の中で見つけられたのが「朝日米」なのです。

 「米は息をしている。その時々で表情が違います」、「有機無農薬栽培は時間と手間がかかります。春夏秋冬、どんなときも気が抜けません」、「毎年1年生。いつも新たな気持ちで向きあいます」。そう語る山崎正人さんの育てるお米が、「げんきの市場」に加わります。人工交配していない唯一の「在来品種」で「幻のお米」と呼ばれる山崎農園の「JAS有機朝日米」をぜひお試しください。

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