「添加物が氾濫する食品業界の現実から家族を守る方法」 野菜情報VOL.596令和4年2/20~2/26

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 「最近よくテレビで放映される安売りスーパーが安くて美味しいと有名芸能人が絶賛されているのが恐ろしいです。『添加物がまずいものも美味しいものにかえてしまう』ことを私が通院しているリハビリ所で力説しても反応が薄いので歯がゆいです。有名人がテレビで言ってくれたら良いのに…と思うのです。」こんなコメントを古くからの宅配のお客様から頂きました。

 前に野菜情報の中で「『安い食べ物』の裏側」という本をご紹介しました。その中に加工食品の低価格販売を実現する為に、美味しく勘違いをさせる「たんぱく加水分解物」と「酵母エキス」をご紹介しました。ラーメンやスープ類、お菓子やレトルトカレーなどあらゆる加工食品に使われています。本来、洗浄され、色が抜け、栄養分もうまみもまったくなく、もともと安く仕入れた劣悪な原材料からつくった商品が美味しいわけはなく、それでも、それを美味しく勘違いさせて生まれ変わらせるためにそれらは使われています。しかし、そうした事実は、スポンサーの顔色をうかがうテレビでおおやけに話されることはありません。

 かつて「添加物の神様」と呼ばれ、現在は添加物の危険性を告発している安部司氏は添加物が横行する現実に対して、実は消費者自身が添加物を求めているのだと指摘しています。消費者の食品を選ぶ基準は「①安い・②簡単・③便利・④きれい・⑤美味しい」の5つの要素であり、「安くて簡単で、便利で、きれいで、美味しくて添加物ゼロ」は成立しないこともきっぱりと断言しています。

 また、「『安い食べ物』の裏側」の著者の南清貴氏は「これまで私たちは『食』を単なる『消費』の一分野ととらえてきました。安ければ安いほど得した気持ちになるのは、消費者心理としては当然です。でもそれでいいのでしょうか。答えはNOです。『食』は自分への、そして家族への最も確実な投資なのです。」そして「『無知はコスト』だと思っています。正しい情報を得ること、その情報から自分に適したものを選べる自分になる必要があるのです。」と指摘しています。

 「げんきの市場」で長年開催していた佐藤先生の勉強会で添加物の講座を開いた時、受講された方が「これから何を買ったらいいのかわからなくなったわ」と途方に暮れたように話されました。その時、私は「確かに食品ラベルを見ても安全なのかどうかわかりません。ただ、安全に育てた材料と調味料で自ら調理する限りそうした不安は少なくなくなります。」と話しました。そして、「何を選べばいいのか?」と悩まずに毎日を過ごせるように、食品だけに留まらず生活の全般に至る全てをご自宅までお届けする「宅配」を「げんきの市場」は運営しています。お店同様に「宅配」の方もぜひ皆様のご利用をお待ちしております。

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