「人生の楽園 こばやし農園」野菜情報VOL.542 令和3年1/24~1/30

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1月16日(土)に放送された「人生の楽園」(テレビ朝日)で、さいたま市の「こばやし農園」の小林弘治が出演されました。「広告マンから農家に転身」、「故郷で始める新たなチャレンジ」そんなオープニングの文字が流れ、「今日は懐かしの故郷(ふるさと)で、うま~い野菜を作りたいと、会社を早期退職、農業をいちから始めた人が主人公です。小林弘治さん、54歳です」という俳優の西田敏行さんのナレーションで番組がスタートしました。

小林さんはさいたま市に広がる大規模緑地空間「見沼田んぼ」(1230ha→東京ドーム270個分)の中に8か所の畑を借りて、約80種類、蕪だけで6種類の野菜を育てています。「見沼田んぼ」はもともと沼地や湿地帯だった場所で、江戸時代に新田開発されました。そして、現在はその殆どが畑として利用されています。そのため土の中には堆積した有機質層があり、土地の特性に合わせた野菜を選定し作付すれば、小林さんが実践されている無農薬無化学肥料栽培でも野菜が良く育ちます。

小林さんは大学を卒業後、大手広告代理店で働きだしましたが、ご自身が子供の頃アトピー性皮膚炎だったこともあり、生命にとって大切な食べ物をつくりたいという気持ちが強まっていきました。ビオラ奏者をされている奥様も20代の頃、趣味の農業に熱中していたこともあり、その思いを理解し、応援してくれたそうです。そして、46歳の時に早期退職して、小学校の頃に暮らしていた見沼田んぼで農業を始められました。

 

 放送された翌朝、ご自身で野菜の直売をされているビニールハウスの前には「こばやし農園」の野菜を購入しようと、300m近くの列が出来ていたそうです。テレビの影響力には驚くばかりですが、小林さんはそれに見合うほどの価値のある野菜をつくる努力をされてきました。そして、「げんきの市場」のどの生産者の方も、同じように努力をされています。 「舛田さんの人参はうまいなあ~」、「山崎さんのほうれん草は今年も美味しいねえ~」、私が食事の時にうれしそうに話していると、妻から「料理しているのは私なのよ」と手痛いツッコミを受けることがあります。妻にいやみを言っているつもりはないのでが、それぞれの生産者の方が丹精に育てた四季折々の野菜たちと再びめぐり逢い、その美味しさをかみしめた時に心から幸せがあふれ出します。そんな毎日の食卓の中にある喜びを「げんきの市場」を通してこれからも一人でも多くの方々と共に分かち合えることを心より願っております

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