「なかよしミートの目指すもの」野菜情報VOL.576令和3年9/19~9/25

 

『「なかよしミート」の豚肉は成長ホルモン剤やそれに代わる『ラクトパミン』や抗生物質、ワクチンなどは使用されていないんですか?』という質問が新しく宅配をスタートされたお客様よりありました。そこで、今週は、「なかよしミート」の豚肉「長岡ポーク」についてご紹介をして参ります。

その前に、お客様が不安に思われている薬剤について簡単にご説明させていただきます。成長ホルモン剤やそれに代わる「ラクトパミン」は投与され食肉をたべることによりガンや心臓系疾患を起こす原因となるとしてEUなど世界各国で使用禁止になっています。また、抗生物質は劣悪な環境での飼育の中で、病気を発生させないために配合飼料に混ぜ込まれてそのエサを豚が食べています。それにより抗生物質が残留した肉を食べつづける事により肝疾患や腸内フローラの破壊など様々な病気に関連していると考えられています。ただ、豚のワクチンに関しましては人感染しない病気であり、豚が免疫を獲得するとウイルスは体内から消失するため一般的には人の健康に影響はないと考えられています。

新潟県長岡市の「なかよしミート」は地域ぐるみで循環型畜産を実践し、輸入飼料に頼らない国産飼料100%を目指した養豚経営を実践しています。「なかよしミート」の前身である「みゆき牧場」は、1994年にEM菌(乳酸菌や光合成細菌などの有効微生物群を複合的に発酵させたもの)と出会い、学校給食の野菜残さや飼料米、米菓くず、醤油粕、もみ殻、米ぬかなど地域の供給される食糧をEM菌で発酵させて主の飼料として地域で育てる循環型畜産を目指しました。そして、輸入調達するしかないトウモロコシなどの飼料は遺伝子組み換えでない(NON-GM)のものを与え、地域養豚の安全性にもこだわっていました。

その後事業を引き継いだ「なかよしミート」は、プロの食肉メーカーとして肉質を柔らかくする飼料米、揚げ物などは含まない米菓のくずなど地域の食糧残渣を吟味した上でEM菌発酵をして、他にもミネラルウオーターを供給するなど、さらに食肉の質の向上を目指しています。また輸入に頼っていた飼料用トウモロコシも地域の中での耕作もスタートさせています。現在は足りない量をNON-GM トウモロコシで供給するという方法で確保していますが、地域で支える国産飼料100%を目指した循環型畜産を推し進めています。

豚の種類は繁殖用デカルブ(メス)×ニューシャム(オス)の掛け合わせです。優れた肥育能力と肉質で、この雑食系飼料体系にあっている品種として選びました。冒頭の質問の回答ですが、安全性を重視し、ホルモン剤類と抗生物質の投与は一切ありません。ただ、周辺の養豚業への配慮の為ワクチンの投与は初期に行います。しかし、こうした食べる側への単なる安全性だけを追求するだけではなく、地域内飼料自給100%を目指している「なかよしミート」だからこそ、高い安全性と高品質肉質でありながら、低価格が実現できています。

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