「『安い食べ物』part2」野菜情報VOL.564令和3年6/27~7/3

 

先週に引き続き南清貴氏の「『安い食べ物』には何かがある」からご紹介致します。加工食品の低価格販売を実現する為になくてならないのが、美味しく勘違いをさせる「たんぱく加水分解物」と「酵母エキス」です。ラーメンやスープ類、お菓子やレトルトカレーなどあらゆる加工食品に使われています。なぜ「勘違い」なのかと言えば、洗浄され、色が抜け、栄養分もうまみもまったくなく、もともと安く仕入いれた劣悪な原材料からつくった商品が美味しいわけがなく、それでも、それを美味しく勘違いさせて生まれ変わらせるからです。

「たんぱく加水分解物」の原材料は、動物の食用にならない部分や2メートル以上の大型の魚の残骸、大豆やコーンの搾りかすなどです。こられに塩酸をかけて、その後に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で中和して出来上がります。アミノ酸なのでうま味を調味料の役割になります。問題なのは塩素での分解中に、塩素に反応して多くの不純物ができ、その中には発がん物質(クロロブロパノール)も含まれることです。

「酵母エキス」の原材料は遺伝子組み換えで作られている酵母が原材料で、その製造過程で出る不純物が一種のアレルギー症状を起こさせ、腸内細菌のバランスが乱れ慢性的な下痢やイライラ、記憶力の低下や集中力の低下、肌荒れなど様々な不調のもとになることがあります。また、舌を麻痺させ味覚障害を引き起こす原因にもなる事から、すでにEUでは、「これを大量に食べると健康をそこねる」と明記されています。

そして、「たんぱく加水分解物」と「酵母エキス」の最大の問題点が、これらは「食品添加物」に指定されていないということです。「食品添加物」の扱いでなく、「食品」として分類され、原材料の一部の「アミノ酸等」という表示をしていい決まりになっています。つまり、この二つをどんなに大量に使っていたとしても表示では「添加物無添加」「化学調味料不使用」と記載することが出来ます。食品メーカーにとって、これほど便利な添加材はありません。

昔、精米機のメンテナンスにきた業者の方から、大きな精米工場の大型精米機には添加物専用の投入口があるという話を聞いたことがあります。お米の甘みを増し保湿効果を高めるD-ソルビット(合成甘味料)、古米を割れにくくするリン酸塩(品質改良剤)、白く光沢をだすプロビレングリコールといった添加材が使われているそうです。しかし、それらの表示を目にしたことがありません。

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