1本の木は、花や実をつけることだけを目的に生きているのではありません。
大地に深く根を張り、太い幹を育て、枝葉を広げ、そしてその積み重ねの先に、美しい花を咲かせ、豊かな実を結びます。
もし根が弱ければ、どれほど立派な幹も育ちません。幹が細ければ、花を咲かせることもできません。
生命は、すべてがつながりながら成長をしていきます。私たちが目指す「地球と同心円の健康」も、まさに1本の木のようなものです。
まず、木が大きく成長する為には大地にしっかりと根を張ることです。
それが、生産者・消費者・げんきの市場が互いに支え合う「間接提携」なのです。
生産者が安心して農業を続けられる事、消費者が安心して食を選べる事、そして、私たちがその間を流通として責任を持って支える事で三者が信頼で結ばれ、私たちの命を育む土台ができます。
しかし、根だけでは木は育つ事は出来ません。根から受け取った養分を全身へ巡らせる太い幹が必要です。
その幹が、私たちが長年「佐藤先生の健康講座」で学んでいる、病気を癒し健康を育くむ「食心動環」なのです。
身体を育てる「食」、人生の土台となる「心」、生命を巡らせる「動」、そして人や自然とのつながりを育む「環(環境)」、この四つが調和してこそ、人は暮らしの中で本来の健康を取り戻します。
そして、その健康は、自分だけで完結するものではなく、家族へ、地域へ、自然へと同心円のように広がっていく「健康」なのです。
根が育ち、幹が育った木は、やがて花を咲かせます。
その花とは、私たち一人ひとりの毎日の暮らしです。
料理をつくること、食卓を囲むこと、子どもを育てること、畑に立つこと、人と語り合うこと、そんな何気ない暮らしのひとつひとつの中に、未来を育てる力があります。
その喜びを持ち寄り、学び合い、分かち合う場所が不定期に開催する「くらしば」です。
社会は、誰か特別な人が変えるものではありません。
目の前の暮らしを大切にする人が増える事で、未来は少しずつ変わっていきます。
1本の木が森になるように、一人ひとりの暮らしが地域を育て、地域が地球の未来を育てていく。私たちは、そんな未来を信じています。
そのよう思いで「げんきの市場」は、「間接提携」という根を育て、「食心動環」という幹を育て、「くらしば」という花と実を育てて行きます。
そしてその1本1本の木が、やがて豊かな森となり、人も自然も共に健やかに生きる社会へと繋がっていく事を願っています。
そのように私たちが目の前にある「今」と向き合い、感謝と慈しむ心で、丁寧に、いきいきと生きる喜びを灯す事により「暮らしが輝やけば、人が輝やく。
人が輝けば、地域も輝く。
地域が輝けば、地球も輝く」。
それが皆様と共に育てる「地球と同心円の健康」なのです。
