「中絶された赤ちゃんの組織を摂食や飲酒に使用する多国籍企業」
あまりにもショッキングな見出しがSNSで流れてきました。フレーバー開発を専門とするアメリカのバイオテクノロジー企業Senomyx(セノミックス)が中絶された胎児の細胞を原料にして作った添加剤を製造しているというのです。「HEK293細胞」という風味を加えるために使われる物質が「ヒトの胎児腎細胞をアデノウィルス遺伝子により変容させて樹立された細胞株」だとの事です。もちろん死んだ胎児の細胞そのものを入れ込んでいるのではありません。アメリカでも日本でも生まれる前の胎児には人権は認められていないので、その事実が法的に問題になる事はなく、表示は天然由来の香料(天然フレーバー)となります。
2011年、アメリカではこのフレーバー添加剤を使用している「ペプシコ」の飲料のボイコットのデモが妊娠中絶防止グループにより行われCBSニュースで取り上げられました。Senomyx(セノミックス)とは「ペプシコ」の他にも「クラフト・ハインツ」、「ネスレ」などの多国籍企業も取引しております。また別のサイトでは、「味の素」もこれに似た物質を使用していると告発しています。どの企業も系列会社を沢山持つ巨大企業であり、飲料やガム、スープやカップヌードルなどの形でどれだけの人たちが気づかぬ間に「共食い」を強いられていることでしょう。
気づかぬ間にと言えば、同様に「遺伝子組み換え食品」もあげることが出来ます。2016年、日本のコメの年間消費量は694万トンですが、その2倍以上、1881万トンの遺伝子組み換え作物(トウモロコシ・大豆・菜種油・綿)を日本は輸入しています。さらに、日本で安全性を認められた遺伝子組み換え作物は314種にのぼり(厚労省より)、これは世界一です。現在、日本は中国と共に遺伝子組み換え作物の輸入大国です。グリンピースのEU基準での調査によると、明治ホールディング、味の素や山崎製パン、森永乳業・製菓やサントリーフーズ、キューピーやロッテ、キリンビバレッジやサッポロ飲料等の多くの会社が、私たちが気づかぬように遺伝子組み換え作物を混入した食品で数千億円単位の売り上げをあげています。
今、「げんきの市場」は越谷市にある「幼稚園付属預かり保育」に、毎週、お子様のおやつ用にお菓子のご注文を頂いています。それ以前は、2か所の共同購入から納入していたそうですが、預けているお母様より疑問が出て変えたそうです。現在、ムソー株式会社とオーサワジャパンのカタログをお渡ししてご注文を頂いています。両社とも全てのお菓子は遺伝子組み換えでない原料を使用し、オーサワジャパンはそれだけでなくお菓子の甘味で白砂糖は一切使用しておりません。 「いったい私たちは何を食べさせられているのか?」と嘆きたくなる現実ではありますが、今こそ自らの責任で生命を養うものを購入することにより、未来を育てていきましょう。