前回の佐藤先生の健康講座「血液と健康の関係」のご報告です野菜情報VOL.680 令和5年11/5~11/12 

  • URLをコピーしました!

10月18日、第174回佐藤先生の健康講座「気・血・水(津液)」の『血』は健康と関係が極めて深い」を開催致しました。今週はそのご報告を致します。ガンやアレルギー、糖尿病など私たちの病気の多くは血液検査より判明いたします。つまり血液の状態が異常になる事が病気の様相なのです。また、2023年度公表の厚労省による最新の日本人の死因のトップがガン、2位が心疾患で4位が脳血管疾患です(3位は老衰)。そのいずれも血液の汚れが原因と考えられています。

 血液は赤血球(40~45%)・白血球(約1%)・血小板(1%以下)・血漿(けっしょう)(55~60%)で構成されています。そして、赤血球は酸素の供給と二酸化酸素の回収、白血球は免疫機能、血小板は損傷を凝固して出血を止め、血漿は体全体に栄養を運び、老廃物を運び去る働きをします。東洋医学では「血」は各器官に栄養や潤いを届ける他に、精神活動の実態的な栄養源であり、また精(生命力)に転化する働きがあると考えられています。そして「血」の停滞や不足が「気」や「津液」の停滞をおこし、それにより様々な病気の原因となると考えられてきました。

 この血液の異常を正常に戻し、性質を良くする事が出来れば根本治療につながるのですが、そのような薬はありません。血液を変える事が出来るのが唯一「食べ物」だけです。「食べた物」が「血液」となり「体細胞」になります。「良い食べ物」を摂る事により「良い血液」が作られます。これを発見したのが血液生理学の大家・森下敬一博士です。そして1970年、『ガン・慢性病の食事療法』を実践する場所として「お茶ノ水クリニック」を立ち上げました。そして、そこでは食事で血液を変えていくのと同時に、それを加速させる為に「葉緑素」が使われていました。これについて佐藤秀彦先生は「西洋医学には抗凝固薬のような薬がありますが血液の性質をよくするものではありません。漢方でも活血、補血、養血の漢方はありますが血液の性質自体を変えるものではないのです。それを出来るのが、森下敬一博士の『葉緑素』です。」と話されています。

 「葉緑素」とは植物の緑色の色素で光合成を行う物質ですが、それ以外にも植物の「細胞修復」などの「免疫機能」を担っています。この「葉緑素」が「人体」に入った時も同じように「細胞の修復」「造血作用」「解毒作用」といった作用を発揮する事を森下博士が研究者時代に発見しまいた。植物と動物の違いはありますが、「葉緑素」と「血液」は化学式の中心の化学記号が違う【葉緑素の中心がマグネシウム(Mg)・血液の中心が鉄(Fe)】だけで、あとは全く一緒なのです。

 佐藤先生のお父様の佐藤成志先生はお茶の水クリニックで森下博士と共に働かれたのちに独立し、秀彦先生の現在に至るまで、①正しい食生活の実践②葉緑素・胚芽・酵玉素の活用③漢方薬で、西洋医学では見放された方々や、慢性病で苦しんでいる方をご指導され続けています。そして全国各地から、先生の所には多くの方が頼られて来ます。その方々と向き合う毎日の中で、面談を繰り返しながら培われた経験からの言葉は、多くの実践に裏付けられた重みがあります。11月22日(水)本年度最後の佐藤先生の健康講座があります。是非、この機会にご参加ください。

よかったらシェアしてくださいね!
  • URLをコピーしました!