「ゲノム編集食品から未来を守る」野菜情報VOL.568令和3年7/25~7/31

 「食と種を守る」ための新しい取り組み「OKシードプロジェクト」が始まります。

今年の5月、国内で「ゲノム編集」されたトマトの苗の配布が開始され、すでに米国では2018年からゲノム編集された大豆栽培がスタートしており、昨年から大豆油として流通が開始されています。先日の野菜情報VOL.560「ゲノム編集食品が溢れる未来」の中でも日本政府が「ゲノム編集は従来の遺伝子組み換えとは異なり、自然変異と区別がつかない」として、審査や表示などの実質的な規制なしの流通が容認されている以上、知らぬ間に私たちの食卓に溢れる危険性を書かせていただきました。世界の研究者からゲノム編集技術の食品への適用の安全性や地球環境への危惧が表明されている中で、着実に計画は進んでいます。

この事態に食の安全に気遣う消費者が大きな不安を抱いている中、種苗の生産に関わる関係者、農家、加工業者、食の安全に関心のある消費者たちが相談を重ね、種苗や食品にゲノム編集されていないことを自主的に表示する「OKシードマーク」を作り、それを拡げる「OKシードプロジェクト」が開始されることになりました。政府もしっかりとした根拠があれば、種苗や食品に「ゲノム編集ではない」と表示できることを認めており、種苗に「ゲノム編集ではない」と表示ができれば、その種苗を使った収穫物にも、その収穫物を使った加工食品にも表示ができ、食を守ることが可能になります。

「OKシードプロジェクト」のウェブサイト: htpp://okseed.jp

このプロジェクトはゲノム編集食品問題に懸念を持つ市民の共同プロジェクトで、「OKシードマーク」の使用は無料で行っていくため、その活動は市民の寄付によって支えられていくようです。是非、上記のウェブサイトをご確認の上、それぞれの方がそれぞれの形でご協力していただければと願います。

  「ナチスが共産主義者を攻撃し始めたとき、私は声をあげなかった。なぜなら私は共産主義者ではなかったから。次に社会民主主義者が投獄されたとき、私はやはり抗議しなかった。なぜなら私は社会民主主義者ではなかったから。労働組合委員たちが攻撃されたときも、私は沈黙していた。だって労働組合員ではなかったから。そして彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる人は一人もいなかった」。ドイツの牧師で反ナチの指導者でもあったマルティン・ニーメラーが第二次世界大戦後にしたスピーチで、のちに詩となり、今日では世界中で広く知られています。このゲノム編集食品は、私たちだけではなく、子供たちの未来や地球にとっても大きな負の遺産となりかねません。不自然なものは自然ではないのです。ゲノム編集へのNOの思いを込めて「OKシードプロジェクト」を見守っていきましょう

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