寒さが深まる季節、あたたかい室内でゆっくり過ごす時間が増えてきました。
最近、ドキュメンタリー映画を観たことはあるでしょうか。フィクションの映画も楽しいのですが、ノンフィクションの世界にも、心を揺さぶる大きな楽しみと学びがあります。
ここさんぽでは、2024年9月から月1~3本、これまでに約40本のドキュメンタリー映画を越谷駅周辺で上映してきました。
上映会を始めたきっかけは、知り合いから「今年観た映画でいちばんよかった!」と教えてもらった『夢みる小学校』の上映会に参加したことです。同じ日本に、こんなに自由で温かい取り組みをしている小学校があるという驚き。子どもたちの日常にそっと寄り添う映像の面白さと優しさに、胸を打たれました。そして上映会後の感想シェア会では、初対面の人同士なのに、映画の話が1時間も2時間も止まりませんでした。
その体験から、「もっと知らない世界を知りたい」「その思いを誰かと分かち合いたい」という思いが生まれました。ただ、ドキュメンタリー映画は個人向けに販売や配信されていない作品も多く、観るには上映会に参加する必要があります。幼児がいるわが家では遠くの上映会に行くのは難しく、子どもも長時間は一緒に観てくれません。そこで、自分で上映会を開くことにしました。
映画を見ると、普段触れない世界に出会い、心が動きます。社会の課題を丁寧に見つめる作品もあれば、暮らしの美しさやアートの魅力を映した作品もあります。映像だからこそ伝わる空気や表情があり、言葉だけでは届かないものが心を豊かにしてくれます。
感想シェア会では、参加者の色んな気づきや新しい視点、自分にはない経験を聞くことで、映画からの学びがさらに深まります。
子どもが映画を観て感じたことを話してくれるのも、とても嬉しい瞬間です。
遊んでいることも多いですが、大人が社会の課題に向きあう姿や対話する姿を見て、何か受け取ってくれているのではないかと思っています。子ども連れの人にも気軽に来てほしいので、子どもが遊びたいときはスタッフが見守ったり、子ども・学生は無料・子連れの人は半額にしています。
これまで環境、農業、教育などをテーマにした作品を上映してきましたが、4月からは暮らしやアートをテーマにした映画も増やしていく予定です。
日々の暮らしを少し豊かにしてくれる映画、気軽に観に来ていただけたら嬉しいです。
*家に人が集まるときは、大鍋いっぱいにおでんを作ります。子どもは餅巾着がお気に入り。芋がらをお湯で戻すと、餅を入れた油揚げの口を留めることができます。油揚げのきつね色に。芋がらのやわらかな茶色がよく映え、さっくりとした食感も楽しい一品です。
