野菜情報VOL.747 令和7年4/13~4/19
「血液は利権。高齢に伴い血管壁は固くなり身体中に血液を送り維持する為、血圧を上げるように自然に身体が働く。それを血圧降下剤で強制的に下げる事で脳など酸欠を発症、認知へと繋がる。安保徹先生」という内容が安保徹先生の写真付きでアップされ、「血圧の薬を飲んでいる方に回してあげてください」というメッセージと共にX(エックス)に流れてきました。安保徹先生は2016年に亡くなりましたが、免疫学の世界的権威であり、病気を未病に防ぐための数々の指針を示され、多くの著書を残された医学博士です。そこで、今回、この投稿の真意を調べて見たところ、2015年に開催された日本自律神経免疫治療会の記念講演の中で、安保先生がこの事について話されていましたので、その中のほんの一部となりますが、その内容を抜粋させていただきます。
「血液の上下を気にする必要はなく、測る必要もありません。かつては『年齢+90』が血圧の正常値の上限とされてきました。年を重ねると血圧が上がるのは、加齢による血流低下に対応する為の自己防衛反応なのです。血圧の高い人は、血管にそれだけ圧力をかけないと、血流が脳まで届きません。そんな人が降圧剤を飲んだら、脳に酸素と栄養が行き渡らず、めまいや頭痛、耳鳴り、難聴、かすみ目などの症状が出てきます。高齢者なら、認知症になる恐れもあります。体にっと大切なのは、全身に血液が良く巡る事です。だからこそ、降圧剤を使って無理やり血圧を下げてしまっては、逆効果になります。いずれにしても血圧の変化に一喜一憂する事は得策ではありません」。
この事を同じように訴えているのが、医師の松本光正先生です。「高齢者の場合、本来もっと高くていいはずの血圧を、薬の作用で、血流の勢いが落ちれば、しびれ、息切れ、倦怠感など様々な症状が起こりますが、特に大きな影響が受けるのが脳です。人間は直立歩行するようになったため、脳に血流を届けるためには、血圧を重力に逆らって押し上げなければなりません。それにもかかわらず、薬を飲んで無理に血圧を下げると、脳へじゅうぶんな血液が供給されず、脳の機能低下が引き起こされ、うつ病や認知症が進行する危険性も高まります。さらに、脳梗塞の危険性も2倍になるというデータも報告されています。」と、薬を飲み続ける事による副作用を指摘されています。
「血液は利権」の部分を2016年5月16日号のプレジデントオンラインの中で、2人の医師が指摘しています。「1969年ごろは、上が『年齢+90』以内は正常とされていたのが、2000年以降どんどん下がっています。『これ以上は高血圧ですよ』という基準値を低めに設定するだけで、健康な人を『患者』にする事が出来るからです。しかも降圧剤は一生飲み続ける事が多い。製薬会社は莫大な利益を得られます」(松本光正医師)。「日本高血圧学会のガイドラインで高血圧の基準が下がり始めたのは、2000年から。アメリカや日本で高血圧の新薬が発売されたのと重なる。アメリカの製薬会社は国際高血圧学会やWHOに働きかけ、日本高血圧学会もそれに追随しました。おそらく製薬会社から巨額な寄付金があったのでしょう」(浜六郎医師)。厚労省の2020年調査によると、高血圧疾患の治療を受けている総患者数は1511万1000人で、日本国民の実に1割以上になります。と、言うことで、この事実を信じるか信じないかはあなた次第ですよ。